NY初の“市営の格安スーパー”がイーストハーレムに誕生へ ただし前途多難かも。マムダニ市長構想

ニューヨークのゾーラン・マムダニ市長は12日、市営としては初の食料品店を、マンハッタン区イーストハーレム地区にオープンすると発表した。

店舗は同地区の高架下にあるスーパーマーケット、La Marqueta(ラ・マルケタ)内の空スペースおよび敷地内に設置され、来年の開店を目指す。

ラ・マルケタはすでに市が所有しており、賃料なしで営業する見込みだ。

1590 Park Ave. ( at E. 115th St & Park Ave.)

Updated:N.Y.C. Groceries(NYCグローサリーズ)という名前が発表されました

マムダニ市長は選挙中の公約通り、計画している市内5区それぞれに1店舗ずつ(計5店舗)を、自身の第一期の任期が終了する2029年末までに開店させる予定だという。就任100日を祝うクイーンズ区での祝賀会でこの計画を明らかにした。

市長は「卵もパンもより安くなるだろう。食料品の買い物はもはや解決不可能なものではなくなるだろう」と述べた。

卵は一時期の鳥インフルエンザの頃より価格が落ち着いており、12個入りが2ドル〜10ドル(320〜1600円)以上する。パンはインフレ前より量が減り価格は上昇した。

市運営の安価なスーパーの計画が成功すれば、全米のみならず世界でも異例の公共小売モデルとなるだろう。ただしこの計画は課題も多く、前途多難だと言うこともできる。

ニューヨークタイムズによると、1店舗目の開店費用は約3000万ドル(約48億円)に上る見込みで、この1店舗だけで市長が2月に提案した5店舗計画のための7000万ドルの半分近くを費やす計算だというのだから。

当然ながら開設・運営費は、市民の税金からだ。物価高対策としての市営スーパーが、アメリカで“社会主義か否か”の論争を改めて呼んでいる。


【編集後記】  マムダニ市長のアナウンスによれば、2013年から2023年までにニューヨーク市の食料品価格は、全米平均を大幅に上回り「66%近く」も上昇したといいます。筆者はこれまでも、ニューヨーカーの厳しい食糧事情について取材してきました。過去記事(下記)も参照ください。

NYCグローサリーズ(N.Y.C. Groceries)

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Zohran Mamdani

ヘッダーイメージ: スーパーマーケットのイメージ

 

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Text by Kasumi Abe 安部かすみ 本記事の無断転載禁止

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