ゴールデンウィーク中、NYで日本人観光客が白タクで酷い目にあった話

ゴールデンウィークが終わった。ニューヨークでも期間中、日本人観光客らしき人を何組も見かけ、私自身も実際にお会いする機会があった。

ある方は、ニューヨーク行きの飛行機は日本人が少なかったとおっしゃっていた。週末から円高傾向だがそれでも円は相変わらず安く、物価高の(しかも遠い)ニューヨークまでわざわざ渡航する人は以前に比べて減っているのかもしれない。ドジャース観戦のL.A.ツアーは例外として、ワシントンD.C.でも日本人観光客が減っているという話を聞いた。原油高で航空運賃もますます値上がりするだろうから、早く中東情勢が落ち着いてほしいものだ。

ところで、今回お会いした日本人男性から驚くべきトラブルがあったことを聞き、衝撃を受けた。

その方はお父様と従兄弟の3人でニューヨークのJFK空港に到着後、ターミナルで女性に声をかけられ、白タクに誘導されて乗ってしまったらしい。それでホテルに到着したら、なんと500ドル(約8万円)を請求されたという。

ちなみにJFK空港からマンハッタンまでのイエローキャブはフラットレートで、通行料や税金、チップを含めると約100ドル前後だから、約5倍を請求されたことになる。

この家族は、翻訳アプリを使った押し問答の末、埒が開かないからホテルの人に相談しに行きたかったらしいが、運転手がドアをロックし、開けてくれなかったという。

だいぶん揉めた末に、お父様が「これ以上揉めて、拳銃でも出されたらたまったものではない」と、泣く泣く支払ってしまったそうだ。警察に通報されないよう車はナンバープレートが見えない状態で走り去って行ったという。日本人をかもにしている「常習犯」による犯行であろう。

白タクに8万円請求をされた日本人観光客

私たちはその4日後にお会いした。

「アメリカではこんなシーンで拳銃など出されますか?」と聞かれたが、話を聞く限り、ドライバーは移民で、移民というのはアメリカにお金を稼ぎに来ているから、殺人や傷害など刑務所に入れられるほどの“重罪”を犯すとはちょっと考えにくい(例外はある。その運転手を私が実際に見たわけではないのであくまでも憶測だが)。

おそらくその悪質ドライバーは以前の成功体験があって、今回も強気で日本人相手に法外な額の要求をしてきたのだろう。そういえば数年前も、別のファミリーで2.5倍の250ドルをタクシーに請求されたことがあった(私がその場にいたら未然防止ができるが、話を聞いたのはトラブルの後)。

私であればどうするかと考えたが、私はそもそもキャッシュを持ち歩かないので払うことが不可能だし、クレカを請求されたりドアを開けてくれなかったりして監禁されたら911コールをし、警察に仲介に入ってもらうだろう(移民ドライバーにとって、警察沙汰はもっとも避けたいシナリオ)。

その方は「通報するにも英語が話せないので…」とおっしゃった。

もし英語での通報に不安があれば、在外の日本国領事館に電話し助けを求める(代わりに通報してもらう)方法もある(これは多くの国でもそうなので覚えておくといい)。

View of a waterfront with a city skyline in the background, featuring a large orange ferry docked at a pier and outdoor seating in the foreground.
お会いしたのは最高気温25度の初夏のような気持ちの良い日。
子ども2人含む7人でマンハッタンを臨む屋外レストランにて。(c) Kasumi Abe

ただし、このような白タクのトラブルは未然に防ぐことができる。

空港では声をかけられても立ち止まらず、無視する

これが、詐欺を未然に防ぐ方法である。

料金で揉めたくないなら、事前に料金がわかるuberやLyftを利用するのが良い(ただし時間帯によってイエローキャブより割高なので、そこだけ注意)。

イエローキャブは前述の通り、フラットレート。私自身は法外な料金を請求された経験がないがイエローキャブでもたまにトラブルを聞くから、乗った際は必ずメーターが稼働しているか確認すること。

今、ネットで調べると、白タクに乗ってはダメだという情報がたくさん出てくるが、それでもこのようにトラブルに巻き込まれる日本人観光客が後を絶たない。慣れない土地で時差もあり、注意散漫になったり判断を誤ってしまうということなのだろう。

何事も体験だし何より無事だったのが不幸中の幸いだとその方は仰っていた。確かに、海外で白タクに乗ってはいけないという人生の勉強代を払ったという考えにシフトした方が、今後ポジティブに旅を続けられるだろう。

私も長いニューヨーク生活を振り返ると、これまで家に空き巣が入って貴重品を盗まれたりキャッシング詐欺で1000ドル盗まれたりした経験がある。中南米でラゲージごと盗まれた(紛失した)ことも。当時はめちゃくちゃ落ち込むが、年月が経てばそれらは経験として血となり肉となる。こうやって人生のスパイスとして記事にも書ける。

それらの経験から断言できることがある。

それは

神様はちゃんといて見ているよということ、そして

循環する(返ってくる)っていうこと。良いことも悪いことも。
taxi with passenger reading newspaper in lisbon
NYCのタクシーのイメージ写真(この記事の内容とは関係がありません)。Photo by Efe Ersoy on Pexels.com

何が言いたいかというと、今回の運転手でも私から1000ドルや貴重品を盗んだ犯人も、何らかの事情で悪事を働いたのかもしれない。もちろん犯罪は許されることではないしいかなる犯罪も肯定しないが、その一方で、犯人やその家族が私から盗んだお金やモノで困ったことが満たされたのであれば、チャリティー/慈善行為のようなものである。私がこの思いに到達するまで10年以上かかったが。

というのも、泥棒が入ったり1000ドルを盗まれた時はドーンと奈落の底に落ちた気になるのだが、不思議なことに、本当に不思議なのだが、その後必ず好転する出来事が毎回起こるからだ。

例えば就職が決まったり思いもしない臨時収入が入ってきたりして、失ったものの倍以上の富や豊かさが自分のところに戻ってきた

もちろん、悪事を働けばそれもちゃんとその者に返ってくるっていうことなんです。悪いこともいいこともちゃんと神様や宇宙は見ていて、逃げ切ることは99.9%できないと信じている。そんなにこの世は甘いものではないし、また(こちら側にとっては)この世の中捨てたものでもないですよってことです。

もちろん今後も犯罪に巻き込まれるのは御免だしトラブルの数も最低限であってほしいが、これから私に何が起きようともドーンと構えていられるのは、上記の宇宙の法則に気づき、身をもって体験したことが大きい。

もう一点。海外居住者から観光客へのアドバイスとして、海外で少しでも不安を軽減したければ、現地の日本人に頼る方法もあるので、追記しておく。日本人によるアテンドや日本人ドライバーのサービスなんて今の世の中、ネットで探せばいくらでも出てくる。現地事情に詳しい在住日本人によるサービスを有効活用しながら、これからも海外旅行を思う存分楽しんでほしい。

ヘッダーイメージ: ニューヨークのイメージ写真

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Text and some photo by Kasumi Abe 安部かすみ 本記事の無断転載禁止

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