NYのアメリカ自然史博物館が面白すぎた!蝶の一生なんて考えたことなかったけど…放蝶園での不思議体験

アメリカで毎日取材に明け暮れる中での気づき。
週末の午後にサクッと読めるものを不定期で投稿します。
  • 2024年11月の取材ノートから

ガイドブックの取材でアメリカ自然史博物館へ行ってきました。これまで何度も行っているけど、今回初めてその面白さに気づきました。

今回のフォーカスは主に、① 美しい蝶がヒラヒラ舞う放蝶園、② 昆虫、③ 鉱石

An interior view of a modern architectural space featuring smooth, sculptural walls and open areas, with people walking and sitting throughout.
© Kasumi Abe

2階の放蝶園

A vibrant orange and black butterfly resting on a green and white leaf.
© Kasumi Abe

80種類の蝶がヒラヒラ舞う放蝶園は、館内のリチャード・ギルダー・センターの2階にあります。

二重扉を越えた中の世界は熱帯雨林、摂氏26度と暑い!

  • (2026年10月Update: Monarch’s Journey(モナークズ・ジャーニー=モナークの旅)の取材で再訪したが、この日はそれほど暑くはなかった)
A child and an adult exploring a lush indoor garden, surrounded by various green plants. The child is using a magnifying glass to examine a colorful display on a purple pedestal.
© Kasumi Abe

外側の模様は普通だけど羽を広げると美しいブルーの蝶🦋がヒラヒラ舞っていたり、マレーシアからやってきた世界一大きな蛾がどっしりと鎮座していたり…。

A vibrant blue butterfly flying above a polished floor with people in the background.
うっかり踏みつけないように気をつけないと。© Kasumi Abe

ヒラヒラと飛んでいる蝶。触ることは禁じられていますが、彼らはたまに人間の体の一部に着地します。

ケータイに止まったり、スタッフの体に着地したり。見ていると2匹も女性スタッフに止まったので、偶然だったのか聞いてみると「蝶はそのように訓練されていません笑」。スタッフの方、どうも蝶に気に入られたみたい。

(2026年10月Update:蝶に詳しい人に聞いたところ匂いとフェロモンで寄ってくるらしい)

A person holding a device with an orange cloth and a butterfly perched on it, surrounded by lush greenery and other visitors in the background.
© Kasumi Abe

私も1時間強滞在中、右の指に1匹止まってくれた。かろうじてその足の細さの感触を感じる程度だが幸せな気分になる。

園内を2周した頃にある出来事が。

それは私の右太ももに2匹の中型の蝶が舞い降りたのだ。スタッフは交尾(mating)だと教えてくれた。

目の前にいた男性が、カメラを手渡してくれたら撮ってあげるよとご厚意で言ってくれたのでカメラを渡そうとしたら脚が動いたのか、残念ながら蝶カップルはヒラヒラと飛んでいってしまった…!あぁ残念。でも一瞬だけでも止まってくれて嬉しかった!

スタッフに話を聞くと卵からのライフスパンは2ヶ月、成蝶の生涯はなんと2週間と短命だそう。つまりここにいる蝶は全部2週間後には死んでしまう。限られた生涯、一生懸命ヒラヒラ舞ってるのねと思うとさらに愛おしくなる。

彼らは動物の本能として、この短い期間にパートナーを選んで子孫を残さねばなりません。考えたことなかったけど面白い話。

少し後で調べてみると

  • 同じ種類の蝶同士が出会う
  • メスがどのオスかを選ぶ
  • オスはライバルと戦う
  • 無事に交尾するとメスは次のオスと次の関係を持つまで数日間待つ

参照1, 参照2

スタッフによると、メスは卵を産む植物が決まっているそうで、この放蝶園にはその植物がないためここでの産卵はないという。

スタッフのところには蝶の死骸があった。その日の朝に自然死したそうだ。

「優しくなら(死骸の)羽に触っていいですよ」と言われたので触ってみた。子供の頃捕まえた蝶の羽の感触を思い出した。

メキシコやマレーシアなど世界中からFedEx などで新しい蝶が毎週届くそうだ。


世界中のゴキブリからアリまで。1階の昆虫コーナー

蝶の世界を思う存分堪能した後は、1階の昆虫コーナーへ。

どのアリも健気に働いているのめちゃくちゃ可愛かった。誰に教わったわけでもないけど彼らはちゃんと休みなく「労働」している。こういうの見ると人間も怠けている場合ではないと思わされる。

Close-up of green leaves with a blurred background, showcasing the texture and detail of the foliage.
一生懸命に労働するアリたち。© Kasumi Abe

巨大ゴキブリから水玉模様まで、世界中のゴキブリもたくさんいた。

A close-up view of a terrarium floor featuring various natural materials, including bark and soil, with several small, black and white insects, pieces of fruit, and leafy debris scattered among them.
© Kasumi Abe

1階の鉱物コーナー

鉱物コーナーにも寄ってみた。

普段ダイヤモンドとかエメラルドとか何気に見てるけど、よく考えればミネラル(鉱物)つまり石の一部なんですよね。

A display of various pieces of jewelry including a silver necklace, a golden necklace, and earrings, alongside some natural rock specimens on a textured wall.
© Kasumi Abe

これらは館内のほんの一部。

巨大鯨の模型、隕石コーナー、地球、人間の起源、没入体験で学ぶ見えない世界などなど面白いコーナーがたくさんある。

ニューヨークに来た際はぜひ足を運んでみることをお勧めします。

【この取材は、ニューヨーク 旅行の必需ガイドブック「るるぶ2026」のために行われたものです】


American Museum of Natural History

Floor 2, Gilder Center, 200 Central Prk W, New York, NY 10024

(212) 769-5100

ヘッダーイメージ:© Kasumi Abe

Text and photos by Kasumi Abe 安部かすみ  本記事の無断転載禁止

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街歩きのヒントとして、こんなガイドブックもあります。筆者が取材と撮影で関わったものです。街歩きのヒント、旅のプランづくりのお供にどうぞ。

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