アメリカ、デンマーク、デンマーク自治領グリーンランドは、ニューヨークの国連総会で22日、グリーンランドの安全保障に関する協定に署名する予定だ。
デンマークは、この合意により北極圏の安全保障はアメリカとデンマークだけが担うのではなく、北大西洋条約機構(NATO)の監視下に置かれると説明している。詳細
トランプ米大統領は18日、グリーンランドの安全保障などについてデンマーク、グリーンランドと合意に達したと明らかにし、合意により米国が「恒久的な管理権」を得ると主張した。
速報:アメリカがデンマーク王国およびグリーンランドとの間で協定を締結したことを発表できることを嬉しく思う。この協定により、アメリカはグリーンランドにおける安全保障およびそのほかあらゆる必要事項について、恒久的な管理権を確保し、我々が抱えていた数多くの懸念事項すべてに対処することになる。アメリカ側の費用負担は一切発生しない!私の指示の下、我々はデンマークおよびグリーンランドの代表者と協議を重ね、グリーンランドおよびアメリカの安全を確保・防衛するために必要な措置をグリーンランドにおいて講じる完全な権限を、米国が「永遠に」保持することを保証した。さらに今後、アメリカの敵対勢力が我々の明示的な書面による承認なしに、グリーンランドに基地を置いたり、軍事的なプレゼンスを確保したり、あるいは機微に触れる投資を行ったりすることは一切できなくなる。歴代大統領は100年以上にわたりグリーンランドの戦略的重要性を認識してきたが、誰もそれに対して何ら具体的な行動を起こすことはできなかった。この極めて重要な事態に恒久的かつ決定的な形で対処した大統領であることを誇りに思う。これは「無限の存続」を意味する協定であり、期限が設けられることはない!今回実現したことを大変光栄かつ誇らしく思うとともに、本日合意されたすべての事項は、米国国民によって大切にされることだろう。我々は直ちに、グリーンランド内の適切な地域(適した場所は数多く存在します)において大規模な軍事プレゼンスを構築するプロセスに着手する。その開発および建設にあたっては、グリーンランドの人々と協力して進めていく。この解決策はアメリカ、デンマーク、グリーンランド、そして我々のすべての同盟国にとって素晴らしいものだ。この広大かつ極めて戦略的な土地をめぐり、デンマークやグリーンランドの素晴らしい人々と共に、輝かしい未来に向けて取り組んでいけることを楽しみにしている。我々はこの地をしっかりと守り抜く!これはアメリカにとって夢の実現であり、極めて重要かつ歴史的で特別な出来事だ。この件に関心を寄せてくださりありがとう。トランプ大統領より
SNSの投稿を要約すると、アメリカはグリーンランドとアメリカの安全保障を確保して守るために、グリーンランドにおいて必要なことを永久に何でも行う。
さらに今後、アメリカの敵対国は、我々の書面による承認なしに、グリーンランドに基地を設置したり、グリーンランドに軍事拠点を設けたり、グリーンランドにsensitive investments(機密性の高い投資)を行ったりすることはできない。米FOXニュースはトランプ大統領のこの合意について、敵対国を締め出し、西半球におけるアメリカの地位を守るための動きとし、「デンマークとトランプ大統領にとって、これはまさにウィンウィンと言えるだろう」と報じた。
トランプ大統領は今年1月にも記者団に対して、このように話していた。
「グリーンランドについてはこう言っておく。国家安全保障の観点から、我々はグリーンランドを必要としている」「戦略的にだ」「今、グリーンランドの至る所はロシアと中国の艦船で埋め尽くされている。デンマークでは対処することができない」
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Text by Kasumi Abe 安部かすみ 本記事の無断転載禁止

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