トランプ大統領「報道規制は国家安全保障のために必要」…アメリカで活動する記者して思うこと

アメリカのトランプ大統領が18日、米主要メディア3社について「常に虚偽や嘘を書いたり報道したりしている」と主張し、取材の禁止を発表した。3社とはCNN、MS NOW、ポリティコ。この3社がホワイトハウスでの取材を禁止されたことを受け、21日にトランプ政権を提訴すると表明した。

裁判を前にトランプ政権は、ホワイトハウスのボールルームやイラン戦争に関する報道を引用し、CNN、MS NOW、Politicoに対する報道禁止措置を正当化している。

トランプ政権は提出書類の中で、「ホワイトハウスへの立ち入りは特権(privilege)であり、権利(right)ではない」と述べている。

私は普段取材する立場だが、報道の自由はあれど、相手の立場が不利になる批判報道ばかり発信していたら、出禁になるのもそりゃ当然だろうと思う。だって取材現場に立ち入ることを許されるのは特権であり権利ではないから。

出禁となったメディアは今後も批判報道は敷地外でいくらでもできる。そして忘れがちだが、報道規制をしている彼の国々よりはまだマシだ。アメリカで現政権の批判報道をしたところで、彼の国々のようにジャーナリストが逮捕されたり投獄されたりすることはないのだから。アメリカの不利になることばかりを発信し、彼の国々の報道規制を発信しないメディアがあるとすれば、背後にいるスポンサーは一体どんな企業なのか、どんな思想を持っている人たちなのか、立ち止まって考えてみると、報道姿勢や背景(なぜこのように報じられるのか、なぜ報じられない事案があるのか)がよりわかる。

ヘッダーイメージ:イメージ写真

Text by Kasumi Abe 安部かすみ  本記事の無断転載禁止

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