ニューヨークの一般スーパーで日本の食パンが「1500円越え」で売られていた!【実食】

友人の家の近くにあるスーパーが、一般のアメリカのスーパーと違って面白い。

一見、アメリカのどこにでもある普通のスーパーなのだが、この店は入ってすぐがいきなりアジアコーナーになっている。

その一角に、Pasco(パスコ)という製パンメーカーの「超熟」と「超熟ライ麦」の2種類の日本の食パンが山積みされている!

普段来ないスーパーなので、いつからこのように大々的に売り出したのかは不明。

(左上)スーパー入ってすぐのスペースに、アジア系の食材がたくさん陳列(アメリカのローカルスーパーでは珍しい。ちなみにアジア街ではなく一般的なニューヨークのネイバーフッド。働いている人たちから経営者はおそらく中南米系)。

(右上)その一角はこのように、日本の食パンが山積みされている。前回ここに来た時に気になっていたのです。今日は買ってみようかな… 。

値段をチェックすると、驚きの事実が!!!

皆さん見えますか〜?8.99ドルと書かれているのを。ニューヨーク市の消費税は8.875%なので税込みで9.79ドル、日本円で1556円になる。

通常のホワイトブレッドは$4〜6程度で、あるECサイトでも超熟パンは$5.99なので、このスーパーの$8.99ドルという強気の価格設定はスーパーにとって高付加価値商品。

ハロー効果(Halo Effect)で、入口に流行りの「Japan Quality」「日本の高級パン」を置くことで、店全体のトレンド感を演出するブランディング効果も狙っていると考えられる(Whole Foods Marketでも、春頃は入口に日本ブランドのイチゴが陳列されている)。

気になるのは、賞味期限が5月26日ということ。私は数日でカッチカチに固くなるアメリカの普通のパンに慣れているので、2ヵ月もカビが生えずふんわりしているのは少々怖いのだが(苦笑)、まぁたまに食べる分は良いでしょう(皆さんは自身でご判断ください)。モノは試しようです。恐る恐るカートに入れてみた。

実食

たっぷりバターを塗って、いよいよ実食です。

食べてみたら、サクっ&モチっとした日本の食パンそのものだった。アメリカにはなかなかない美味しさと歯触りで、日本が懐かしくなった。海外在住の日本人としては、1500円出費する価値はありそうです。

しかし、なぜ日本の食パンがこのようにニューヨークのローカルスーパーで山積みされるようになったのかは謎。日本の報道やアメリカのRedditで調べると、2024年に工場の製造ラインにネズミが混入し、しばらく生産を中止していたという情報が出てきた。もしかしてこのような事情が影響して、海外に販売の活路を見出したということなのだろうか?

どちらにせよ、ニューヨークでは味がよくエキゾチックなものは高価でも売れるので、食品会社にはおいしく安全な食を提供していただきたい。

【執筆後記】  日本の食パンは以前より、ニューヨークの日系やアジア系スーパーで販売されています。しかしごく普通のアメリカのローカルスーパー、しかも入口の目立つところに陳列されているのは、20年以上住んで初めて見ました(私の憶測ですが、おそらく日系食品卸業者が営業し、スーパー側も利益率が高く日本のものはイメージが良いなどメリットがあるから取り扱うようになったのでしょう。それにしても8.99ドルの卸価格がいくらなのか気になる…)。

ヘッダーイメージ: (c) Kasumi Abe

This story is about Pasco’s Choujuku Shokupan (White bread) in the local supermarket in NYC.

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Text and photos by Kasumi Abe 安部かすみ 本記事の無断転載禁止

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