今アメリカの空港で何が起こっているのか?人手不足で大混乱&NYでエアカナダ機が衝突事故

米主要空港が大混乱。その背景は?

イースターや春休みを前に、アメリカの主要空港が大混乱している。保安検査への数時間待ちの長蛇の列やフライト遅延も相次ぐなど、連日ニュースとなっている。

背景には運輸保安庁(TSA)の職員が給料未払いのまま勤務を強いられていることがある。約5万人の職員のうち一部は欠勤したり、退職者も出ている。これがニューヨーク、アトランタ、ヒューストンなどの空港で、保安検査の長蛇の列の要因となっているのだ。 参照

給料未払いの主な理由は、国土安全保障省(DHS)を含む連邦予算が議会で成立せず、一部政府機関が事実上閉鎖されていることによる。

A busy airport terminal featuring a long line of travelers waiting near a service counter, with sunlight streaming through the ceiling. A PRET coffee shop sign is visible, along with various national flags hanging from the ceiling.
JFK国際空港。ここではニュースで見たような混乱は見られなかった。混雑具合はターミナルや時間帯によって異なるようだ。© Kasumi Abe

最長4時間以上の待ち時間も確認されている、ラガーディア空港の最新の様子(NYポスト)

ICE投入も解決ならず

ICE(移民税関捜査局)の職員は別枠で資金が確保されており、トランプ政権はICEの職員を空港に投入した。しかし彼らは保安検査の専門訓練を受けているわけではないため、混乱の解消には至っていない。 

ICEって何?外国人としてアメリカに住むってどうなの?トランプ政権下の実像を徹底解説(NY在住者の目線)

NYの空港でエアカナダ機が衝突、パイロット2人死亡

white air canada plane on green grass
エアカナダ機のイメージ(事故機ではありません)。Photo by Vincent Albos on Pexels.com

全米各地の空港が大混雑する中、恐ろしい一報が入ってきた。

ニューヨークのラガーディア空港で22日夜、着陸したばかりのエア・カナダ・エクスプレス機(カナダのモントリオール発)が、滑走路を緊急走行していた空港用消防車と激突したのだ。

この事故で操縦士と副操縦士が死亡し、約40人が負傷した。同空港は翌日午後まで閉鎖され、多くの便が欠航となった。

事故の詳細記事(BBC News Japan)

全米各地の空港の混乱は、政治対立による予算停止が空港運営に直撃した事例として注目されている。なお、ラガーディア空港での航空機事故がTSAの人手不足に間接的に影響している可能性については、現在調査中である。

Header Image: アメリカの空港のイメージ写真

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Text and some photo by Kasumi Abe 文責・安部かすみ 無断転載禁止

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