2022年のサンクスギビング 感謝の心で過ごす

2022年の感謝祭 幼馴染がNYへ 毎年この時期は自分の人生で大切な人への感謝(Gratitude)と、自分も誰かに与える(Giving)ことの大切さを考えさせられる。 今年は地元の幼馴染Kがニューヨークにやって来た。感謝祭当日の予定を考えていたら、ありがたいことに今年もホームパーティーに呼んでくださるファミリーがいて、幼馴染もどうぞと言ってくださったので、お言葉に甘えて参加させていただいた。 まず午前中は、NY名物バルーンパレードへ。 驚くなかれ、実は私、NY在住20年で初のメイシーズパレードでした!これまで感謝祭の日は他州やロングアイランドで過ごすことが多く、あまり市内にいなかったのと、市内のパーティーに呼ばれてもなぜかバルーンパレードにご縁がなく。(基本的にこの手のパレードは観光客が多く、地元の人はそれほど行っていない) でも実際に見てみると、期待値が低かったからか?これが結構良かったのです。 まず通常のパレードと違い、上空を浮かんでいるので、遠くからも見ることができるのと、見る角度によって違って見える。やはりなんでも実際に見てみるものだなと思いました。 午後からは、ミッドタウンにお住いのご家族のホームパーティーへ。美味しいお料理をたくさん出していただいた。来ているゲストもさまざまな職種の人で、とても楽しくついつい長居をさせてもらいました。。。 私たちはスイーツやドリンク類を持参したのですが、スイーツはせっかくなので幼馴染Kに博多のお菓子をよろしくとお願いしておいた。予感は的中し、みんなに気に入ってもらって良かった(特に通りもん)。 実はこの前日、幼馴染Kが誘ってくれて、ブロードウェイを久しぶりに観劇することがあった。 幼馴染Kがニューヨークに来た一番の目的は「K-Pop」ブロードウェイショー。演者の一人、ケビン・ウーの大ファンのK。私にも見て欲しいと200ドル近くするチケットをなんとプレゼントしてくれたのだ。 お誘いがなかったら観なかったであろうショー。これが実際に観ると、このショーもとても良かったです。歌、踊り、ストーリー展開、演出とエンタメの完成度がさすが高く、演者との距離も近くて迫力あり。 幼馴染Kは、6歳の頃から知っている貴重な友人(アメリカは引っ越しが多いからこの話をするととても驚かれる)。お母さんごっこしていたシーンやセリフ、セーラー服姿だったKもはっきり記憶にあり笑 別の大学に行った以外は、小中高とずっと同じ仲。今でも一時帰国のたびに、高校時代の同級生を集めてくれ、飲み会を開いてくれる。幼馴染Kにもこのショーのみならず、いつも色々与えてもらっている。 彼女はケビン・ウーにGivingだけをしているわけでなく、ケビンからもエネルギーをらっているから自分だけが与えている感覚はないとのこと。なるほど。 良い話ばかりではなく。 実は感謝祭の前日、朝起きたら日本の元同僚から、会社の先輩だった男性が亡くなったことを知らされた。この先輩はいつも笑顔で、集まりごとが好きで、私が一時帰国するときもその度に飲み会に来てくれていた。しかし今春はコロナもあって、会えていなかった。それだけが悔やまれる。 57歳の若さでの突然死。まだまだ働き盛りの年齢でした。つい1ヶ月前に呑んだ人の話ではとても元気でイキイキと働く様子を話していたという。まだこれからも一緒に集まりたい人だった。 生前いただいた綺麗なブローチを見るたびに思い出す、日本から来たばかりの私にとても親切にしてくれたアメリカのおばあちゃん。友人の家族。日本の近所のおばあちゃん。そして先輩。 人生の各ページで出会った人とのご縁を大切に、会える時に会っておかないとね。自分が周りの大切な人にいかに恵みや愛を無償で与えられているかに感謝しないとね。それは決して「当たり前」ではないから。感謝の気持ちはテキストとかではなくできるだけ言葉で伝えるようにしている。 そして与えられるだけではなく、自分も与える人間でありたい。何かを必要とする人に、無理をせず自分ができる範囲でGivingする。見返りは求めないしどうでも良い(ただしビジネスで「利用される」のとは違います)。そんなことを考えた今年のThanksgiving(サンクスギビング)でした。 Text and photos by Kasumi Abe

第49回NYのヴィレッジ・ハロウィンパレード in 2022

歴史あるニューヨークのハロウィンパレード。49年目を数える今年の様子を写真でお届けします。 今年もニューヨークで安全にパレードが開かれたのはニューヨーク市警(NYPD)のおかげ。パレードで行進し市民と触れ合うNYPD警察本部長、キーチャント・スウェル(Police Commissioner, Keechant L. Sewell)氏。 The 49th Annual New York’s Village Halloween Parade Monday, October 31, 2022 at 7 p.m (ビデオも近日投稿予定) Text and photos by Kasumi Abe 無断転載禁止

コロナ禍からNYプライドパレード復活!同性婚の元なでしこ選手カップルの姿も

夏の風物詩の1つ「NYCプライドマーチ」が26日、ニューヨークの街に復活した。 毎年6月は、多様性を尊重しLGBTQIA+の人々を祝福するプライド月間だ。NYCプライドが主催する北米最大規模のこのパレードは、1970年以来毎年この時期に行われ、例年数千人規模の参加者があり、人出は200万人以上とされている。しかし、2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響で50年以上の歴史で初めて中止となり、昨年は規模を縮小しバーチャル形式だった。 今年は3年ぶりに通常の大規模パレードが復活となり、参加者はさまざまなフラッグや紙吹雪が舞う中、陽気に舞い踊り、豪華なコスチュームを身に纏って「自分らしく生きること」を表現した。 ちょうど2日前に連邦最高裁判所により、中絶権=人権に関する考え方が根本からひっくり返される判断が示され、衝撃と動揺が全米中を駆け巡ったばかりのタイミングだった。アメリカを大きく揺さぶる議論の1つ、性的少数派の人々の権利や2015年に最高裁により合憲となった同性婚に関しても今後制限されていくのではないかという懸念が高まっており、パレードを行進する人、沿道から見守る人の中には人権、公民権に関するメッセージを掲げた姿も多く見られた。 関連記事 米最高裁「中絶禁止:ロー対ウェイド判決の覆し」なぜこれほど論争になっているか。米国人視点で考える パレードには、元なでしこジャパンで現在アメリカ女子サッカーリーグ、NJ/NYゴッサムFCでプレーする横山久美選手カップルが、チームメイトの川澄奈穂美選手と共に参加していた。横山選手は昨年、トランスジェンダーであることをカミングアウトし、交際していた日本人女性とバージニア州で結婚したとSNSで発表している。自身の公表について、「あのまま日本にいたら絶対に公表しなかった」「(本来の自分を隠し続けることは)生きづらくしんどいと思った」「本当にいろんな人がいるというのを知ってもらいたい」と昨年、永里優季選手の告白動画で語っていた。 ほかにもパレード中には、観衆の前でプロポーズをするカップルの姿、「娘たちが成長する次の時代には(権利の)選択肢が増えるように」と訴える女性、反戦を訴えるウクライナ出身の人々など、さまざまな人間模様も垣間見られた。 写真で振り返る「第52回NYプライドマーチ」 過去記事 同性愛の反乱から50年 NYプライドマーチで見た「自分らしく生きる」こと(2019年) LGBTQにやさしい街ニューヨークが愛であふれる6月。「プライド月間」って知ってる?(2016年) Text and photos by Kasumi Abe (Yahoo!ニュース 個人より一部転載)無断転載禁止

NY屋内マスク義務が今日から解除。人々はマスクを外した?街の様子は?

ニューヨーク州では10日より、屋内飲食店や小売店などで、マスクの着用義務がなくなった。 着用義務化は、感染が急拡大していた昨年12月半ばより再び導入されていたが、10日に期限を迎えるにあたり、新規感染者数や重症による入院患者数の減少を踏まえ、ホークル州知事が専門家らと意見交換をし、着用義務の方針に関して更新しない判断をしたという。 「パンデミックの新たなフェーズだ」。知事は9日の記者会見でこのように述べながら、協力店に感謝の意を表明した。 ただし、今後も経営者の裁量や店の方針によって、客に着用義務を求めることはできる。また地下鉄やバスなど公共交通機関、空港、医療機関や介護施設、学校、ホームレスシェルターなどでは引き続きマスク着用義務化が継続される。 実際に10日の街の様子を見に行った。 屋外を歩いている人では、マスクを着用している人としていない人は半々で、昨日までの光景と何ら変わりない。 近所の公園のバスケットボールコートでは、ティーンと思しき若者が5対5のバスケをしていた。10人のうち2人はまったくマスクをしていなかったが、8人はマスクを顎に引っ掛けたままプレーをしていた。 小売店に行ってみると、多くの店頭に依然としてマスク着用を求める張り紙がされたままだった。また客もほとんどがマスクを着用していた。 この2年間ですっかりマスク着用に慣れてしまった感があるニューヨーカーだが、街の人に話を聞くと、今後も念のためしばらくは屋内でもマスク着用を続けていくだろうと答える声も聞こえてきた。 またホークル知事自身も、同日の記者会見で「パンデミックが終わった訳ではない。脆弱な人々を今後も感染から守らなければならないし、誰もが安全・安心を感じて欲しい。マスクを着用することで安心を感じるならば、引き続き着用を勧める」と述べた。つまりは、今後はマスク着用の判断を、経営者や個人の裁量に任せていくということだ。 過去記事 マスクを取ってもいいよと急に言われても、今度は逆にその無防備さに戸惑うのだろう。大多数の人が清々しい気持ちで「マスクはもういらない」という気持ちになるまで、もう少し時間がかかりそうだ。 米「ワクチン接種でマスク不要」 NY中心地のマスク率は? 街の人の声は? 広がるマスク着用義務撤廃の動き マスク着用義務の規制撤廃の動きは、アメリカではこれまで共和党寄りの州で見られてきたが、ここにきてニューヨークやニュージャージー、カリフォルニアなど民主党寄りの州でも広がっている。またイギリスやフランス、北欧などヨーロッパ各国でも同様に、マスク着用義務の規制撤廃の動きが報じられている。 ただし米ホワイトハウスやCDCは、引き続きマスク着用を推奨している。 マスクやワクチン義務化に関する過去記事 – 2021年 NYワクチン接種義務に抗議。義務化初日に休職の市職員9千人が都市に及ぼす影響 NY屋内活動に「ワクチン接種証明」義務づけ 全米初の試みが始まったが・・・街の様子 1年3ヵ月ぶり「非常事態」が解除 NYはいま【昨年との比較写真】 新型コロナに「打ち勝った」“先行事例”となるか?NYが復興へ前進、大規模再開へ 米「ワクチン接種でマスク不要」 NY中心地のマスク率は? 街の人の声は? – 2020年 「マスク外してみて。顔が見たい」は新たなセクハラになるのか? 米紙 結局アメリカでマスクはすんなり受け入れられたのか 外出の際、顔はカバーすべきですか?「はい」とNY市長 アメリカでマスク改革、はじまる TText and photos by Kasumi Abe (Yahoo!ニュース 個人より一部転載)無断転載禁止

NYオミクロン株急拡大の中、賛否分かれた「大晦日カウントダウン」決行(現地ルポ)

気温は摂氏11度。冬の寒さが厳しいニューヨークの“大晦日”としては、集まった人から「暖かいね」という声さえ聞こえてきたほど。 オミクロン株感染が急拡大する中、電光掲示板が眩いタイムズスクエアでは31日、毎年恒例の大晦日カウントダウンイベントが行われ、世界中から集まった大勢の人々が大量の紙吹雪が舞う中、新年の到来を祝った。 このイベントは、1904年(ボールドロップが始まったのは1907年)から続いている伝統的なものだ。第二次世界大戦下の1942年、43年に休止した以外は110年以上にわたって毎年行われてきたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で、史上初の無観客(関係者のみ)&バーチャル形式で行われた。 今年は2年ぶりの「有観客」開催だった。当地ではワクチン接種が進んでいることもあり、有観客での開催は早くから発表されていた。そんな矢先、12月に入って変異ウイルスのオミクロン株が急拡大し、再び無観客開催になるのではないかとささやかれていたが、主催者は観客数を通常の4分の1の1万5000人まで減らし、ワクチン接種証明書の提示とマスク着用を条件に予定通り決行した。 通常、大晦日の早朝から来場者による陣取り合戦が始まり、年越しまでの長時間、トイレもない中じっと待機、という過酷な経験談をよく聞く。よってこのカウントダウンは「一生に一度のイベント」とも呼ばれている。しかし今年はワクチン接種証明書のチェックなどがあったため、午後以降に入れたという人も多かった。 参加している人々からは「このイベントについに参加できて嬉しい」といった声が多く聞こえてきた。高校3年になる息子に誘われ、テキサスからこのイベントに初参加したタリーさんは、午後1時からここで年越しの瞬間を待っているそうだが、「楽しみでしょうがない」と疲れがまったく見えない。ニュージャージーからやって来たシュワマリッツ一家は「このイベントで景気づけをし、来年は新たなる冒険と更なる繁栄の年にしたい」と抱負を語った。イベント中にプロポーズするメキシコからのカップルもいて、テレビ中継された。 観客同士で社会的距離が保たれているところもあったが、興奮している人々が「密」になりがちだった。またコロナ禍にしては、警官の数が「異常なほど」多かった。ニューヨークタイムズによると、私服警官やFBI、爆発物探知犬なども含めた警官配備は、テロを厳重警戒したものだという。ただ残念なことに、中にはマスクをしていなかったり警官同士が密になっている光景も見られた。 メインステージでは、過去にビートルズ、マドンナから近年ではポスト・マローン、BTSなどさまざまな大スターがパフォーマンスを行ってきた。今年はジャーニー、KTタンストール、ジャ・ルール&アシャンティ、中国の舞踊団などだった。 30日、ニューヨーク州の新規感染者数は7万6555人となり、過去最多を更新中だ。重症患者数も昨春ほどではないが、それでも前日より546人増えて7919人に急増している。 この影響で、ブロードウェイのミュージカルも次々に公演が中止に追い込まれている。ラジオシティ・ミュージックホールの毎年恒例のラインダンス・ショー「クリスマス・スペクタキュラー」も17日から1月まで公演の中止が決まったばかりだ。 小説家のドン・ウィンズロウ氏など、コロナ禍でのイベント反対を求める声も多く上がった。 関連記事 (2021) NYタイムズスクエアの年越しカウントダウン 史上初の「無観客」で (2020) NYタイムズスクエアの年越し2019-2020 Text and photos by Kasumi Abe (Yahoo!ニュース 個人より一部転載)無断転載禁止