鈴木健吾選手インタビュー 「ニューヨークシティマラソン」5区コース誕生50周年、大会直前の心境

第55回ニューヨークシティマラソン(TCS New York City Marathon)が、11月1日に開催される。

同大会は1970年にセントラルパークで始まり、1976年には市内5区を巡るコースへと拡大された。今大会はその50周年の節目となる。

大会直前の行事に「レジェンド」登場

大会直前の行事には、50周年を記念し、歴代優勝者や関係者も出席した。

1976年大会で男女共に大会記録を塗り替えたビル・ロジャース(Bill Rodgers)氏や、女子優勝者で日本出身の故ゴーマン美智子(Miki Gorman)氏の娘、ダニエル・ミカ・ネーゲル(Danielle Mika Nagel)氏の姿もあった。

A man and woman posing together in matching blue jackets with 'Marathon Champion' text, smiling against a dark backdrop featuring logos for New Balance and other sponsors.
右は1976年から1979年まで同大会4連覇を達成した長距離界のレジェンド、ロジャース氏。左は76年と77年に女子の部で連覇した故ゴーマン氏の娘、ネーゲル氏。© Kasumi Abe
Two athletes standing together, wearing sports jackets, in front of a promotional backdrop.
昨年の王者、ベンソン・キプルト(Benson Kipruto)選手と、ヘレン・オビリ(Hellen Obiri)選手(共にケニア)。両選手は連覇を狙う。© Kasumi Abe

前日本記録保持者・鈴木健吾選手も出場へ

日本からは、前日本記録保持者の鈴木健吾選手も出場する。

鈴木選手は、2021年のびわ湖毎日マラソンで2時間04分56秒で当時の日本記録を樹立。今年3月の東京マラソンでは2時間06分09秒で、総合13位(日本人2位)だった。

3日後に迫った今大会について話を聞いた。

鈴木「コースもハードで、(プロ・エリート部門の規定で)ペースメーカーもいません。これまでそういうタフなレースを経験したことがあまりなく、今後のためにも選びました」

鈴木「コースチェックをした感じでは、ほかのマラソンよりアップダウンが何箇所かあります。タイムを狙うレースではなく、駆け引きだったり、勝負を行うレースだというふうに思います」

鈴木「実際に走ったことがないので、まったく想像がつかないというのが正直な感想です。30kmぐらいまでペースメーカーがいる試合がほとんどなので、どの辺から動き出すかは読めない部分です。前半まではある程度ゆとりを持っていきたいと思っているのですが、どういった展開になるかは予想がつかないです」

鈴木「仕上がり的にはぼちぼちです(笑)。もうちょい仕上げたかったなというのが正直なところですが、逆にその仕上がり切らない感じがいつも通りでもあります。最後の調整だったり、レースの中で状態を上げていけたらいいなと思っています」

鈴木「そうですね。コナー・マンツ(Conner Mantz)選手だったり、アンドレアス・アルムグレン(Andreas Almgren)選手だったり、有名な選手が各国から出場するので、意識しているというより、そういった選手にどこまで勝負できるかということでしょうか」

鈴木「ありがとうございます。ニューヨークシティマラソンを走ったことがあるいろいろな人から、『今までのマラソンとはレベルの違う楽しさがある』と聞いています。『一番楽しいマラソン』という感想もありました。沿道からの応援もすごいそうなので、本当に楽しみです!」

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毎年、大勢の市民が沿道に集まり、大歓声や演奏などでランナーを後押しする。例年、日本人グループが太鼓などを打ち鳴らして応援する姿も見られる。

現地時間11月1日午前8時、スタテン島をスタートしたランナーたちが、ニューヨーク市の5区を駆け抜ける。

ヘッダーイメージ:前日本記録保持者の鈴木健吾選手。ニューヨークにて。 © Kasumi Abe

Interview, text and photos by Kasumi Abe 無断転載禁止

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