Target (ターゲット)と言えば、アメリカ在住者ならまず知らない人はいない人気大型チェーン店。デパートいうほど高級なものは売られておらず、ディスカウントストアというほど激安でもないが、とにかく衣料、日用品、電化製品、食品などがなんでも揃っている庶民の味方。
物価高の昨今だが、そんな中でもまだリーズナブルな商品がここに来れば手に入り、私も足繁く通うお店の一つ。Tシャツでもコスメでも薬でも比較的安いものがなんでもあるから、ニューヨークのみならず、ハワイなどの旅行中もたくさんお世話になっている。意外と可愛いアクセサリーやサングラスも多いんです。(バナナ、アボカド、レモンなど生鮮品売り場の商品が安いという噂。卵も一時期この店が一番安かった!)
数年前に小室眞子さん夫妻がニューヨークに移住した際、このターゲットのトートバッグを肩に下げて歩く夫妻の写真が週刊誌に掲載されたということでも話題になった。日本へのお土産として持って帰る観光客もいるほどです。
そんなターゲットだが、マンハッタンのダウンタウンはおしゃれ地区のソーホー店が先週末、初のコンセプトストアとして生まれ変わったことが話題になっている。通常のターゲットの衣料はカジュアル系がメインだが、ソーホー店ではスタイリッシュなアパレル、デザイナーとのコラボ商品などを扱っているという。
店頭商品はテーマごとに毎月変わり、ニューヨークの著名人が毎月商品を厳選して紹介する「Curated By」セクションもある。

同社の業績は2022年以降、深刻な業績不振に陥っており、ウォルマートやアマゾンといった競合他社に顧客を奪われいるとCNNは伝える。確かに、今年くらいから筆者が利用してきたお得な割引ポリシーが急になくなったりと、異変は薄々感じていた。
ターゲットのマイケル・フィデルケ新CEOは今夏、手頃な価格ながらトレンド感も兼ね備える方向に舵を切るとし、ターゲットのイメージを回復するというビジョンを示していた。
「おしゃれ」を前面に押し出す戦略は、同社の立て直しにつながるのか。20年ほど前、アメリカの主婦層がフランス語訛りで「これ、タージャイで買ったの」とよく自慢していた、あの“タージャイ黄金期”。果たして再び、あのターゲット層の心をつかめるだろうか。
INFO
600 Broadway, New York City, NY 10012-3206
Phone: (646) 822-5200
ヘッダーイメージ:Courtesy of Target
Text by Kasumi Abe 安部かすみ 本記事の無断転載禁止
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